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もし、この世に運命というものが存在するならば。
私はそれを信じよう。
運命を操作出来る人間が、この世に存在するならば、私はそれを恨もう。
だが運命という出来事は、与えられた人間を成長させる為の機会である。
人間が成長をする為には体の反動を覚悟しなくてはいけない。
その反動は想像を絶する。
まさに地獄のような反動だろう。
一瞬ではない、体が反動に耐えられるまで襲い続けるのだ。
毎日毎日、苦しみと隣り合わせ。
その苦しみが取れた時、その人間は凄まじい力を持つだろう。
今は堪えるのだ。
絶えるのではない、堪えるのだ。
選ばれし者なんだ。
普通の人間とは違う力を持ってるんだから。
特別な存在だから。
そんな事でまた闇に食われてどうするんだ。
闇から出てきたのだろう。
だから、また闇に帰るのか?
そんな繰り返しで誰が喜ぶ。
誰が得する。
闇を切り裂け!
抜け出せ!
お前はお前なんだから!
貫け!
恐れずに!!!!