血の思い

この日記をまともに書くのは久しぶりだ。

さぼっていた。


というか書く時間すらなかったから。

仕方ない。


なんらかの記録をここに残したくて書いた。


みんなにお願いがある。

日記に書いていると言っても、これを読んだ後は、みんなの胸にしまっておいて欲しい。

本当にここだけの話にして欲しい。

でも話す時間もないし、こういうことろでしか書けない。




特に深い意味はない。


ただ、なんだか、今の気持ちを表現したくて、何か書きたくて書いた。


先日、相当、ショックなことが起きた。

人間に裏切られたということか。
そんなもんだろう。

親しい仲の人間に全てを崩された。

今は崩れた積み木を少しづつ立て直している。

立て直しているというか、積み木ごとコナゴナにされてしまったから。

何を立て直すか考えているところだ。



この日記を書いている現在はだいぶ落ち着いた。

色々な人と話せるようになった。


ただ、数日間は安定剤とかのせいで記憶があまりない。

いままでの人生の中で一番のダメージだろう。

ここまで人間はダメージを負うことが出来るのだと実感した。



そして人間て面白いなって思うようにもなれた。

一つ上の人間になれたというか、色々と理解が出来た。



人間にはさまざまな種類がいて、天才や愚か者や平凡や努力家。



まあ、色々な種類に分けられるだろう。

キレイに分けることなんて出来るわけないが。


愚か者、奴隷のような人間が王に罵倒する秩序を違反するコトがまれに人間界では見られる。


自分より劣っている者が、立場、能力も上の人間と戦おうなんてことをする。


非常に馬鹿、愚かである。


そのような事をされた人間は王であろうと、市民であろうと獣になる。

獣では甘いな、殺戮者というものが一番、良い表現だろう。

そのようなことした人間は地獄におちるだろう。

暗黒の未来でしかない。

真っ暗な未来。

いつかボロボロになり、ズタズタになり、引きづりまわされ、終焉を迎えるのだろう。

逆襲、いや正しくは、雷なのかもしれない。

暗黒の雷。


大きなモノを壊された時、その割れた破片はそいつらに向かって飛んでいく。

骨もなくなるまで切り刻むだろう。

そして破片は焼かれ、形もなくなる。

やつらがこの世に存在していたことすら消されるだろう。



まあ、こんなくだらない話はこのへんにしておく。

いくらいってもキリがない。


ショックな事が2つ起きた。

いや、片方は先ほどの件。


片方は、ショックというか時が止まった。


この落ち込んでる時に叔母と話す機会があった。


正式には今日だ。


私は、天才だと自分でも思っている。


天才というか、努力の天才なのかもしれないが。


一般市民よりもステータス、潜在能力は非常に高いだろう。


まあ、そんな人間が今はこんな姿だが。

突然、なにを言い出したかって驚いているだろう。


アナタはすごい人間と、叔母は毎回、私に言う。


ほめている言葉かと思った。

いや、なんというか根拠が別にないのに天才っていってくれている。

すごい嬉しい。


でも実際、聞いてみた。


なんで?
すごいてわかるの?



そこから、隠された、自分の記憶にはない過去が。


叔母の口から開かされた。


私が生まれる前のことだった。

ただの自営業の家庭に育った、一人の男の子かと思った。


でも違った。


自分でも驚いた。


信じられない血をひいていた。

ネットでも検索した。


なんで、このタイミングで知ったのだろうか。

時より見せる、私の瞬発性。

50年以上も前の話だろ思う。



なんで今日、知ったんだろう。


ゾッした。

怖いわけでも嬉しいわけでもない。


そんな俺が一般人に裏切られた、たった2人の人間に。

それだけのことで落ち込む器じゃなかった。

足元にも及ばない、モノを秘めていた。


三白眼のクセ、上に立つ力、根性、度胸、負けん気。


潜在能力。


頭おかしい、変わってる人。

そりゃそうだよな。

すんげえよ。

わけわかんねえよ。

2つの有り得ない血が混ざっていた。

遠い親戚じゃなかった。


近かった。



どうして今日、話してくれたのか。
今まで言う機会なんていつでもあったじゃないか。


動揺して、変な感じになってしまった。

こんなこと考えたくないけど。


ただ、一つだけ思えるのは、いつか殺してやろうと考えているだけだ。

だが、行動にはうつさないだろう。

大丈夫だ。

警察に捕まってしまうし、みんなを悲しませる。


余計な事は考えないでおこう。

苦しいだけだし、殺意と憎悪がぐるぐるしているだけだ。



多くの事実を知った以上。

私は新しい自分を生きる。


もう騙されない。

騙されない。


目に入るもの全てを凌駕してやる。